この記事は
「洗濯機の排水ホースの掃除の仕方がわからない」
「排水ホースの交換のタイミングは?」 「洗濯機のホースの取り付け方がわかんない」 「業者に頼むのはあり?」 「排水ホースのサイズの変え方知りたい」 |
という人に向けて記事を作成しています。
こんにちは、亜樹です。
洗濯機って頻繁に使って消耗しているのに、なかなか買い替えせずに長年使っている家電のひとつですよね。
そのため洗濯機の排水ホースって、気付かないうちに大量の汚れが溜まっていたり、臭いがしてきたり、劣化などで穴が開いてしまうようなことも…
水漏れなどで大変なことになってしまう前に、ご自宅の洗濯機の排水ホースをチェックして、掃除、交換してみませんか。
目次
排水ホースを掃除しないとどうなるの?
もしかすると「洗濯機を購入した時からずっと使い続けて、チェックしたことないかも…」という方、多くいらっしゃるのでは?
そもそも排水ホースが汚れる原因は、日々の洗濯で出る汚れに水垢、衣類などの洗濯物から出るホコリに糸くずなどが排水ホースにどんどんと溜まることです。
そのまま掃除しないで排水ホースを放置すると
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などの問題が発生することも…
そうなってから交換や掃除をするとすごくテンションが下がるので、ぜひこのタイミングで一度チェックしてみて下さいね。
排水ホース、掃除と交換のタイミングは?
掃除のタイミング
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などの様子がみられるなら、まさに掃除のタイミングです。
その他、定期的な掃除の目安としては1月に1回くらい簡単に掃除すると快適に使えるかな、と思います。
交換のタイミング
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なんて時は、洗濯機の排水ホースは掃除じゃなくて交換の方がいいと思います。
定期的な交換のタイミングはいろいろな意見がありますが、個人的には2~3年程度で交換するのがよいと思います。(洗濯の頻度や洗濯機を置いている場所、掃除の頻度によっても変わってきます。)
例えば洗濯機を屋外に置いているご家庭は、排水ホースが風雨にさらされたりで劣化の進行が早い場合もありますので、2~3年ではなく、もう少し交換の頻度を高く、1年に1度交換するのもよいかもしれませんし、品質的には問題なくても、常に綺麗な状態がいいって人も1年に1回交換でもいいと思います。
定期的に掃除して、キレイに使っているなら10年手前くらいまでもつ、なんて意見もあります。
ただ長年使い続けることによりホース自体が劣化してくるので、汚れ・ゴミが溜まって中で詰まってしまうだけでなく、亀裂が入って裂けてしまい、そこから水が漏れてしまうことなどもあります。
見た目の綺麗さだけでなくホースをゴム手袋などをしてつついてもろくなってるなーって感じたら交換するなんてのが一番適切かもしれませんね。
パッと見てあまりにも汚れがひどい場合には、掃除するよりは交換して、その後、定期的にホースのお掃除に切り替えるというのもいいですね。
洗濯機の排水ホースを掃除する場合
準備するもの
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重曹は主に臭いを消しと汚れ落としに有効です。もしお手元にない場合は、洗濯に使う酸素系の漂白剤(ワイドハイターなど)で代用OKです。(漂白剤を使う際は、使用上の注意をちゃんと守ってくださいね)
掃除の手順
- バケツにぬるま湯(40℃くらい)を用意し、重曹を溶かします。
(1リットルに大さじ3~4くらいの重曹、目分量でもOK) - 洗濯機にバケツの重曹水を流し混みます。
- その後洗濯機からぬるま湯を抜きます。
- 今度は水を溜めて勢いよく洗濯機から抜いてあげます。
しばらく掃除していないとこれだけで結構な量の泥のようなものがでてくることもあります。重曹水を流したあと、水を流す前に一度クエン酸やお酢を溶かした水などを流すとより綺麗になるので、汚れがしつこいときなどは試してみて下さいね。
洗濯機の排水ホースを交換する場合
交換と聞くと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、ご自身でも洗濯機のホースの交換は可能ですし、そこまで複雑で難しい作業でもありません。
ただし排水ホースがそもそも外せないタイプの洗濯機もあるので、洗濯機の説明書を確認して外していいかちゃんと確認してから作業を行ってくださいね。
準備するもの
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排水ホースは家電量販店、ホームセンターなどで簡単に手に入れることができます。比較的新しい機種の洗濯機なら、メーカー純正のホースを手に入れることもできますが、サイズが合っていれば、純正でなくても大丈夫です。
購入前にご自宅でお使いの洗濯機のホースのサイズと欲しいホースの長さを確認して、買いに行きましょう。
また水漏れを防ぐためにビニールテープ、加工のためにハサミ(カッターでもOK)を使うことがあるので、ご自宅にもしないなら一緒に購入しておきましょう。また作業中、汚れる恐れがあるのでゴム手袋があるとより安心です。
また必要なものには記載がないですが、接着剤でホースをくっつけている場合、サンドペーパー(紙やすり)などが必要になることもたまにあります。
交換する手順
排水ホースを外す
【金具でホースが止まってる場合】
- まずはエルボと呼ばれる「くの字」型の、排水口と排水ホースを繋いでいるパーツを外します。
排水ホースはたいてい、ホースクリップという金具で止められていますので、この金具も外しましょう。 - その後、排水ホースの中に溜まっている水があるかもしれませんので、しっかりと水を抜きましょう。
- 水が抜き終わったら、洗濯機から排水ホースを外します。
【接着剤でホースが止まってる場合】
- 接着剤などで接合されている場合には、古い排水ホースを切り取ります。
(その際、接合部についているカスを残してしまうと、新しいホースを取り付けた際に、水漏れの原因になってしまう場合もありますので、取り除いていきます。残ってしまっている接着剤はドライヤーなどで温めたり、ホームセンターなどで売っているサンドペーパーをかけたりして綺麗に取り除きましょう。) - その後、排水ホースの中に溜まっている水があるかもしれませんので、しっかりと水を抜きましょう。
- 水が抜き終わったら、洗濯機から排水ホースを外します。
これで洗濯機からホースを外す手順は完了です。
新しいホースの長さを調整
購入した排水ホースの長さを、古いホースにあわせた長さに調整、または希望の長さになるように、ハサミなどでカットします。
新しいホースを取り付け
- 用意した新しいホースに、古いホースから外したエルボ、ホースクリップを取り付けます。
その際、水漏れを防ぐためにビニールテープをしっかりと巻き付けておくのも忘れずにやっておきましょう。 - 洗濯機に排水ホースを取り付けます。
- エルボを取り付けたホースを排水口に繋げます。
- ホースが折れ曲がったりしていないか確認します。
- 洗濯機から排水口までホースが徐々に下るような形になっているか確認します。
これで作業は完了です、お疲れ様でした。
洗濯機の排水ホースに関するQ&A
排水ホースの延長はできるの?
延長用のホースとビニールテープとはさみがあれば可能です。
いつもお使いの洗濯機の排水ホースの交換であれば延長はあまり必要ではありませんが、例えば
- 洗濯機の置き場所をずらしたいけど、ホースが排水口に届かなくなってしまう
- ベランダに置いた洗濯機の排水ホースがちょっと短いかも
なんて時には、交換用の排水ホースと同様に、家電量販店やホームセンターなどで販売している延長ホースを購入して、排水ホースと繋げてしまえばOK。
ただし、その際に気を付けたいのが、延長ホースのサイズ。排水ホースに繋げる部分のサイズと合うようにカットし、繋げた部分から水漏れなどが起こらないように、しっかりとビニールテープで巻いておきましょう。
排水ホースのちょうどいい長さって?
洗濯機の設置場所により異なります、排水がスムーズになるよう洗濯機から排水口まで徐々に下がる長さがベストです。
そのため延長ホースを使用した際に、ホースが長すぎて途中で折れてしまっている状態などはNG。折れている部分に亀裂が入って水漏れしてしまったり、汚れがたまる原因になったり、逆流したりする恐れがあります。
ホースがきちんと伸びた状態になるようにしましょう。
業者に頼むのはNG?
洗濯機の種類によっては業者に頼まないといけないものもあります。
洗濯機によっては、自分でホースを交換できないものもあるので、全然業者を利用するのはいいと思います。あとついでに排水口の掃除もお願いすると更に綺麗になるので、「今までの手順がちょっと自分には無理そう…」って人はぜひ検討してみて下さい。
ただし排水系の交換の相場は高いことが多いので、お財布と相談して考えてみて下さいね。(排水口の掃除をセットで頼むとだいたい10,000~30,000円くらいが相場)
ホースを外して掃除した方が綺麗にならない?
なりますが、外すくらいなら交換した方が綺麗だし楽だと思います。
ホースを外して掃除する手順もあるにはありますし、つけたまま掃除するより綺麗になります。
ただ外して掃除するくらいならいっそ交換した方が楽だしもちろん綺麗になるので、あえて楽に掃除できる方法を今回は案内しました。
まとめ
日々使っている洗濯機の排水ホース、実は消耗品。
定期的にお掃除をしたり、新しいものに交換したり、普段見えない部分だからこそ、メンテナンスもしっかりと行って、ついでに気分もすっきりさせちゃいましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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