筆頭者とは-世帯主との違いは?筆頭者は住民票に載るの?

チャオ!ロンです(・ω・´)

 

パスポートなんかを発行する際に、戸籍を取り寄せると筆頭者という欄があります。

 

だいたい父親の名前が書かれていることが多いんですが、「これ世帯主とはまた違うの?」って疑問に思ったことありませんか?

 

実は筆頭者と世帯主はまったく別物なんです。

 

今回は筆頭者とは何か、世帯主との違い、筆頭者の調べ方について解説していきますね。

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筆頭者とは

筆頭者とは、戸籍の一番最初に名前が書かれる人、つまり戸籍の代表になります。

 

初婚の場合、今までの戸籍から抜けて新戸籍を作ります。

 

その際に、夫か妻どちらかが筆頭者になり、その戸籍の中に在籍する人の姓が、すべて筆頭者と同じ姓になります。

 

非常にややこしい言い回しになってしまいますね、笑

 

具体例をあげると、つまり田中さん(夫)と鈴木さん(妻)が結婚して、田中さんが筆頭者となった場合、その家族は田中という苗字になり、鈴木さんが筆頭者となった場合は、鈴木という苗字になるってことですね。

 

結婚して苗字が変わるのはこれが理由です。

 

 

筆頭者の特徴

死亡しても筆頭者は変わらない

筆頭者の最大の特徴のひとつに、筆頭者が死亡しても筆頭者は変わらないという点があります。

 

上の例でいくと夫である田中さんを筆頭者にした場合、田中さんが亡くなっても、妻である鈴木さんは筆頭者にならず、死亡後もそのまま田中さんが筆頭者になります。

 

父親が筆頭者で、父親が亡くなったとしても苗字が変わらないのはそういう理由です。

 

というか筆頭者の変更はできない

というか、そもそも一度決めた筆頭者は、その戸籍で変更することはできません。

 

どーーしても妻である鈴木さんを筆頭者にしたい場合は、一度離婚して、再度結婚して、鈴木さんを筆頭者にした戸籍を作り直す必要があります。

 

その場合ももちろん離婚歴ができてしまいますし、戸籍上だけの問題なのでよっぽどの事情でもない限りは、しない方がいいかなと思います。

 

 

筆頭者と世帯主との違い

世帯主と世帯とは

世帯主とは、世帯の代表であり、もっとざっくりいうと住民票上の代表です。

 

そして世帯とは、“一戸を構えて営む独立の生計”なんて表現されたりしますが、簡単に表現すると①一緒の住所で②生活費を共有しあっている家族(集まり)みたいな感じです。

 

なので例え一緒に住んでいても、お財布が別の場合(例えば二世帯住宅とか)は、別世帯ということもありえます。世帯の確認は住民票を見ることで確認できます。(というか住民票のくくりが世帯という考えでだいたいOKです。)

 

筆頭者と世帯主の違い

こちらにまとめたので、よければ参考にしてみて下さいね。

⇒世帯主と筆頭者の違いって?夫が筆頭者、妻が世帯主はあり?

 

 

筆頭者の調べ方

筆頭者の一番簡単な調べ方は、住民票を確認することです。

 

「え?でも筆頭者って住民票じゃなくて戸籍じゃない?」と思うかもしれませんが、住民票を申請する時に、本籍及び筆頭者の欄を有にすれば、住民票に本籍と筆頭者が載った状態で発行されます。

 

もちろん戸籍謄本でも筆頭者の確認はできますが、住民票ならどこからでも出せるので一番楽な方法ですね。

 

ちなみに住民票の出し方はこちらを参考にどうぞ

⇒初めての住民票の取り方-必要なものや土日に取る方法は?

 

 

まとめ

さて、筆頭者とは何か、世帯主との違いなどは伝わったでしょうか?簡単にまとめると…

 

  • 筆頭者とは戸籍の代表者
  • 筆頭者の姓が戸籍に在籍する人の姓になる
  • 筆頭者は変えられない
  • 筆頭者は戸籍の、世帯主は世帯(住民票)の代表
  • でも筆頭者は住民票で調べることもできる

 

といった感じでしょうか。

 

筆頭者は、それほど日常的にでてくる言葉ではないですが、住民票を取得する時などは知っておくと、スムーズに手続きがすすむのでぜひ覚えておいてくださいね。

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