冷蔵庫がうるさい-3つの音から原因を見つけて対処する方法

この記事は

「冷蔵庫の音がうるさい」

「故障なのか、普通の音なのか気になる」

「自分で冷蔵庫の音を止めれるなら止めたい」

「冷蔵庫のカラカラという音が気になる」

「ブーンという音がきになる」

「冷蔵庫の警報音が鳴りやまない」

という人に向けて記事を作成しています。

 

ちなみに冷蔵庫の音以外の故障かなという症状についてはこちらにまとめています。

⇒冷蔵庫が故障?-5つの症状別に対処法をまとめてみた

 

こんにちは、亜樹です。

 

さっそくですが、あなたは冷蔵庫を使っていて、

「昼間は気にならないけれど、夜になり周りが静かになるとうるさく感じる…。」

「一軒家などでは気にならないけれど、一人暮らしの部屋ではすごく気になる…。」

「騒音の原因を探してみると、普段使っている冷蔵庫からなんだかうるさい音がする。」

なんて経験はありませんか?

 

冷蔵庫は常に動いているものなので、多少の動作音はしかたないと思いつつも、あまりにも音がうるさかったり、「ブーン」という音や「カラカラ」という音などを聞くと、「故障かな?」とついつい冷蔵庫の修理・買い替えを考えてしまいますよね。

 

もしあなたの使っている冷蔵庫の年数が10年以上前のものであれば、電気代なども考えると買い替えた方が安くつくので、ぜひ買い替えを検討して下さい。

 

でもまだそれほど期間が経っていないのであれば、修理、買い替えを考える前に、「冷蔵庫の音がうるさいな」と思ったら、ぜひ次の3つの音を聞き分けて原因を探ってみましょう。実は自分で簡単に解決できる場合も結構あるんです。

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「ピピピー」「ピーピー」という警告音がする

冷蔵庫の機種により音が違いますが、「ピーピー」や「ピピピー」などの音がする場合は、扉の閉め忘れなどで警告音が出ている状態です。

 

パッと見は閉まっているように見えていても

  • 冷蔵庫の中に物を詰めすぎている
  • 扉近くに入れたものが挟まっている

など、しっかりと扉が閉まっていないという場合もあります。

 

そのように警告音が聞こえたら、まずは冷蔵庫の扉を一度開けてから再度閉めてみてください。その後少し経ってからまた音がする場合には、何かが挟まってしまっているか、詰め込み過ぎで何かが扉に当たってきちんと閉まっていないかなので、冷蔵庫の中、特に扉の近くをチェックして、冷蔵庫の中を整理して扉を閉めましょう。

 

これで解決しない場合はセンサーの故障などが考えられるので、メーカーに一度問い合わせるといいでしょう。

 

 

「ブーン」という低い音がする

「ブーン」という音がする場合には、コンプレッサーが原因の可能性があります。コンプレッサー(圧縮機)というのは、冷蔵庫を冷やしてくれる装置で、いわば冷蔵庫の心臓部です。

 

このコンプレッサーは

  • ほこりが溜まる
  • 冷蔵庫本体が壁などどこかに接触する
  • きちんと水平に置かれていない
  • コンプレッサーが近くの部品に触れてしまっている

などが原因で冷蔵庫からうるさい音を出すことがあります。

 

コンプレッサーが原因の場合、次のことを試してみればうるさい音がなくなったり、ましになったりするのでぜひ試してみてください。

 

<コンプレッサーってどんなの?>

コンプレッサーは、冷蔵庫の背面の下あたりについていることが多いです。(カバーがあったらドライバーで外さないと見えないこともあります)

色は黒が多く、カプセルみたいな形をしていて、ソフトボールよりやや大きいくらいのサイズのものが多いです。

 

冷蔵庫の位置を調整しよう

まずは背面・側面が何かに接触してしまっていないかを確認しましょう。

 

冷蔵庫に何かが触れていると、それにあたってブーンといううるさい音をさせることがあります。

 

壁や台などが冷蔵庫に触れていないかはもちろんですが、冷蔵庫と壁などのすきまに物が挟まっていることがうるさい音の原因の時もあるので、一度冷蔵庫を動かしてものが落ちていないかなどもぜひ確認してみて下さい。

 

次に冷蔵庫のぐらつきもうるさい音の原因になるので、きちんと水平に設置されているかも確認してみましょう。

 

冷蔵庫を軽く手で揺らしてみて、グラグラするようならきちんと水平に設置されていないかもしれませんね。

 

冷蔵庫の本体と床に接している部分は高さ調節ができるように、脚にねじのような部品がついていますので、このねじを使って冷蔵庫の高さを調整しましょう。

 

調整してもぐらついてしまう場合には、段ボールなどをかませて調整もできますし、100均などで手に入る「防振ゴム」を使用して、揺れを防いでもいいかもしれませんね。

 

冷蔵庫の周りに適度な隙間をあけましょう

冷蔵庫が何かに触れているとうるさい音がでる原因になることはお伝えしましたが、スペースに余裕があるのであれば、冷蔵庫の上面や周りにきちんと適度な隙間を作れるのが理想的です。

 

例えば低い冷蔵庫を使っている人は、冷蔵庫の上面に電子レンジなど何かものを乗せていることってありませんか?

 

冷蔵庫の上のスペースを活用したい気持ちはわかりますが、実は冷蔵庫の上にものを置くと、冷蔵庫の振動でうるさい音を出していることがあります。

 

なので「ブーン」という音が気になる際は一度冷蔵庫の上からものをどかして、うるさい音がしないか確認してみるのもいいですね。

 

次に冷蔵庫をびっちりと狭いすき間に置いていないでしょうか?

 

冷蔵庫の周りに適度な空間を設けないと、

  1. 空気の流れが悪くなる
  2. 温まった空気がこもり冷蔵庫の周りの温度が上がる
  3. 冷蔵庫を冷やしてくれる役割のコンプレッサーが余計に働く
  4. 動きが多くなることでうるさい音になる

ということになってしまいます。

 

同じような理由で、直射日光があたるなど、室温が高くなる場所に冷蔵庫を置くとうるさい音の原因になることがあります。

 

なので冷蔵庫は壁などにぴったりとくっつけずに、空気が流れる余裕がある程度のスペースを作るなど、冷蔵庫が熱くなってしまうような原因を作らないよう心がけましょう。(これは電気代の節約にも繋がります。)

 

たまったほこりを掃除しよう

長年使っていると、冷蔵庫の周りだけでなく、内部にまでほこりが入り込み、それが原因でコンプレッサーからうるさい音が出る場合もあります。

 

そういう場合は、全体を乾いた雑巾などで拭いてあげましょう。

 

もし背面にねじで止まっているフタがある場合は、ドライバーを使ってフタを開けて、中に溜まってしまったほこりなども一緒に掃除してあげるとより効果的です。

 

ただしフタを開けて中を掃除する際には、様々な部品があり、熱を持っている部分もあったりしますので、万が一やけどなどをしないように、軍手などの手袋などをして、慎重に作業するようにして下さい。

 

また冷蔵庫は大きくて重いので、ひきずって床を傷つけたり、倒れてきてケガしないように注意しながら掃除するようにして下さいね。

 

コンプレッサーのまわりをチェックしよう

コンプレッサーのまわりには、作動時にうるさい音がしないように制振材がついています。

 

しかし古い冷蔵庫になるとこの制振材がとれてしまっていたり、ずれてしまっていてうるさい音がする場合もあります。

 

なので制振材をチェックしたり、周りのパイプにコンプレッサーが接触していないかチェックしてみましょう。

 

特に周りのパイプなどは触ってみるとうるさい音が止まる場合もあります。そんな時にはそのパイプをほんの少しだけズラしてみるなどで解消できることもあります。

 

ただしパイプなど、コンプレッサーやその周囲を触る時は非常に熱くなっていることがあるので、必ず軍手などをした状態で作業して、やけどをしないように気を付けて下さいね。

 

 

「カラカラカラ」という接触するような音がする

「冷蔵庫の扉を開けているときにはしないけれど、閉めると「カラカラ」という音がする…」という場合は、冷蔵庫の中にあるファン(扇風機みたいに冷たい風を送る装置)が原因の可能性が高いです。

 

ちなみにファンは常に動いており、冷蔵庫の各部品の中でも負担が大きいので、故障する可能性が一番高い場所です。

 

このファンは、冷蔵庫の扉を開けた際に動作が止まり、また扉を閉めると動きだす仕組みのため、冷蔵庫を閉めている時だけ音がする場合はこのファンがうるさい音のの原因の可能性が高いです。

 

霜が原因でファンからうるさい音が…

冷蔵庫のファンからうるさい音がする場合、冷蔵庫内の霜が大きくなってファンに接触しているのが原因です。

 

最近のたいていの冷蔵庫には、霜を自動で取ってくれる機能がありますが、

  • 霜取り機能の設定を間違えていた
  • そもそも霜取り機能がない
  • 扉を閉め忘れていた
  • 扉のゴムパッキンが破損していた

などの理由により、この霜が大きくなってしまい、カラカラとうるさい音が鳴ってしまうということがよくあります。
この大きくなってしまった霜が原因の場合は、霜さえ取り除けば、カラカラといううるさい音は出なくなります。

 

霜を取る方法としては、一番スタンダードな方法は自然解凍させることです。手順としては…

  1. 冷蔵庫の中のものを全て取り出して綺麗する
  2. 冷蔵庫の下にある水受け皿の水を捨てる
  3. コンセントを抜き、2~3日放置しておく
  4. 水受け皿の水を捨てしばらく放置
  5. 水受け皿に水が溜まらなくなったらOK

霜が溶けて水受け皿に水がたまるので、水が溜まらなくなったらしっかり霜が除去できた証拠になります。

 

ただ毎日頻繁に使う冷蔵庫なので、「2~3日も使えないのは不便」ということで、ドライヤーの温風で霜を溶かす、大きくなりすぎた霜をアイスピックなどで削り取る方法で時間短縮している人もいるようです。

 

ただしこれらの方法は冷蔵庫の部品を傷つけてしまったり、故障の原因にもなるのであまり個人的にはおすすめしていません。

 

どうしても早く霜を取りたくて行う場合にも、慎重に行うようにしてくださいね。

 

 

ファン自体が故障してしまっている

ファンの周りに霜もないのに、カラカラとうるさい音がしている場合には、ファンの変形や接触などが原因の場合があります。

 

もし冷蔵庫についているファンを交換する場合は、型番からファンをネットで購入することもできます。

 

だいたい1,000円~3,000円程度で購入でき、機械いじりが得意な人であれば説明書を見ながら自分で交換することも可能です。

 

ただ作業に自信がない場合には、メーカーなどに交換をお願いすることになるでしょう。

 

保証期間内であれば無償で交換してくれる場合もありますが、それ以外の場合は出張費用などもあわせて、だいたい1万円~2万円程度となかなか高額です。

 

そこまでして「冷蔵庫のうるさい音の原因は実はファンじゃなかった…」となったら悲しいので、自分でファンが交換できない人は全体の修理や買い替えを検討した方がいいかもしれませんね。

 

 

まとめ

冷蔵庫のうるさい原因を3つの音から判断してみるという風にまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

 

毎日使う家電の中でも一番使用頻度が高い冷蔵庫、それが使えなくなってしまうとやっぱり不便です。

 

「いつもと音が違う」「急に音がうるさくなってきた」などの変化は冷蔵庫からの危険信号なので、普段から気を付けていきたいポイントですね。

 

また、冷蔵庫にも寿命もありますし、うるさい音だけでなく、冷えにくくなっているなどの症状が併せてある場合には、買い替えを検討するのも一つの手ですね。

 

なにより冷蔵庫ってすごく電気代がかかるので、買い替えた方が安くつくってことも結構あります、目安としては10年以上同じ冷蔵庫を使っているって人はぜひ買い替えを検討してみて下さい。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

⇒冷蔵庫が故障?-5つの症状別に対処法をまとめてみた

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