この記事は
「冷蔵庫が故障っぽい」
「冷蔵庫が冷えなくなった」 「冷蔵庫に霜や結露ができる」 「冷蔵庫から水漏れしている」 「冷蔵庫なのに食べ物が凍る」 「冷蔵庫がうるさい」 「修理と交換どっちがいい?」 |
という人に向けて記事を作成しています。
こんにちは、亜樹です。
冷蔵庫って故障するとき、急に故障しますよね。
私は実家を含めると3回くらい冷蔵庫の故障を経験しています。
その度にメーカーや水道屋さんに修理を依頼して、ごっそりお金を支払っているんですが、とにかく冷蔵庫の故障を直すのは高いんです。
ちなみに修理を依頼する場合、保証期限内ならメーカーに頼むのが一番お安くすみます。(だいたい保証書か、説明書の裏に電話番号が載ってます。なければメーカーのカスタマーセンターに電話しましょう。)
で、来てもらった結果、簡単に対処できるものの場合もあることに気付いたので、自分の備忘録として冷蔵庫の故障の対処法を5つの症状別にまとめようと思います。
目次
冷蔵庫が冷えない、冷えにくい
「あれ?冷蔵庫が冷えてない」
「いつもよりも冷えにくいみたい」
と感じたことはありませんか?
実はこれ故障だけでなく、よくあるケースなんです。
主な原因は以下の5つ。
- 冷蔵庫のドアの閉め忘れ、半開き
- 冷蔵庫の中の吹き出し口がつまっている
- 熱いものを冷まさずに入れている
- 冷蔵庫のまわりの環境
- 冷蔵庫の設定
1つずつ確認していきましょう。
冷蔵庫のドアの閉め忘れ、半開き
冷蔵庫は食品をがきちんと閉まっていなかったり、半開きだと冷蔵庫の中の冷気がどんどんと外に漏れてしまって、中の温度があがってしまい、冷蔵庫がよく冷えないということがあります。
その他、冷蔵庫の扉についているパッキー(ゴムの部分)が壊れていて、ちゃんとドアを閉めることができないということもよくあります。
一度しっかりとドアを閉めて、冷えるかどうか確認してみましょう。
冷蔵庫の中の吹き出し口がつまっている
冷蔵庫は、奥の吹き出し口から冷たい風を出して冷やすという仕組みになっています。
そのため食材などで、冷蔵庫の吹き出し口の前にふさいでしまうように置くと、出てきた冷たい風が冷蔵庫の中を循環せずに、吹き出し口の前に置かれたものの手前で止まってしまい、冷蔵庫が冷えないということがおきてしまいます。
対処法は簡単で、吹き出し口の前にはなるべく食品などをおかないようにすればOKです。
また、吹き出し口の前におかなくても、食材などを目いっぱい冷蔵庫に詰め込み過ぎた場合も、うまく冷蔵庫の中を冷たい風が循環できず、あまり冷えなくなってしまうということもあります。
また詰め込み過ぎは冷蔵庫の中が冷えないだけでなく、冷蔵庫が更に冷やそうとドンドン動いて、その分多くの電気を使ってしまい、電気代の無駄にもなるので注意しましょう。
熱いものを冷まさずに入れている
あなたは、
「熱いお鍋ごと冷蔵庫に入れてしまおう」
「まだ暖かいけど、ラップして冷蔵庫に突っ込んでおけばいいや」
「冷蔵庫で少し冷ましてから食べよう」
なんてこと、ついついやっていませんか?
まだ食品が熱いうちに冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫の中の温度を上げてしまうのはもちろん、隣り合った食品が熱により傷んでしまうこともありますし、冷蔵庫の温度を下げようと、冷蔵庫が頑張って動くので、電気代も通常よりかかってしまいます。
まったくいいことがないので、おうちゃくしたい気持ちはわかりますが熱い食品は、一度ちゃんと冷ましてから冷蔵庫で保存するようにしましょうね。
冷蔵庫のまわりの環境
みんなが気付かずにやりがちなのが、冷蔵庫のまわりがぎっちぎちになっていること。
実は冷蔵庫の周りに風が通る程度のスペースがなかったり、ホコリやゴミが溜まっていると冷蔵庫の中がよく冷えなくなります。
冷蔵庫の横などを触ってみると分かりますが、冷蔵庫が動いているとき熱を帯びています。この熱の正体は冷蔵庫を冷やすために、外に放出している熱です。
そのため冷蔵庫にたまった熱をしっかりと外に出せる環境がないと、冷蔵庫は安定して冷やすことができません。(冷蔵庫の中には、放熱が遮られてしまうと、自動で運転を停止してしまう機種もあるほどです。)
なのでもしあなたの家の冷蔵庫が壁などにぴっちりとくっついている場合は、少しすき間をあけてあげましょう。また定期的に冷蔵庫まわりのホコリやゴミを掃除してあげるのも効果的です。
あまりにも冷蔵庫に熱やホコリがたまると、冷蔵庫のコンプレッサー(心臓部分)の故障の原因にもなりますし、忘れがちな部分なのでぜひ気を付けてみて下さいね。(コンプレッサーが故障すると修理というよりも買い替えた方が安くなるくらい大変です。)
冷蔵庫の設定
最近の冷蔵庫って妙に便利な機能が多すぎて使いこなせないってことはないですか?(私だけ?)
なぜか知らないうちに冷蔵庫が節電モードになってたりして、冷蔵庫が冷えなくなったなんてこともよくあるみたいですね。また最新の冷蔵庫でなくても、冷蔵庫の中(吹き出し口の近くが多い)に、温度調整のレバーがあり、「弱」などに代わっていて冷えにくくなっているなんてこともあります。
めんどうではありますが、冷蔵庫が冷えないと感じるときは、一度説明書をひっぱりだして冷蔵庫の設定を確認するのもおすすめです。
冷蔵庫の中に霜や結露ができる
なんだか冷蔵庫の中に霜や結露ができてるって経験ないでしょうか。冷蔵庫の霜や結露の原因は、ほとんどが冷蔵庫の扉の閉め忘れやちゃんと閉まっていないことです。
霜や結露の原因は温度差、つまり冷蔵庫の中と外の気温差によってできます。
なので長く冷蔵庫をあけていたり、扉のゴムパッキンが変形していてすき間ができているなどすると冷蔵庫に霜や結露がつきやすくなります。
霜や結露を取る方法は、自然解凍させることで、
- 冷蔵庫の中のものを全て取り出して綺麗する
- 冷蔵庫の下にある水受け皿の水を捨てる
- コンセントを抜き、2~3日放置しておく
- 水受け皿の水を捨てしばらく放置
- 水受け皿に水が溜まらなくなったらOK
という手順でしっかり除去してあげればOK。
あと動かす前に冷蔵庫の中を乾いた布などでしっかりと拭いてあげて下さいね。
「冷蔵庫を2~3日も使えないのは不便」ということであれば、ドライヤーで霜や結露を溶かし、大きくなりすぎた霜をアイスピックなどで削り取るなどで対応することもできなくはないですが、冷蔵庫の部品を傷つけてしまったり、故障の原因にもなるのであまり個人的にはおすすめしていません。
どうしても早く霜を取りたくて行う場合も、慎重に行うようにしてくださいね。
また霜や結露がとれても、扉にすき間があいているならまた結露や霜ができてしまうのでゴムパッキーの交換などしっかりと修理をすることもお忘れなく(ゴムパッキーの交換はドライバーなどが必要になったり、冷蔵庫ごとに手順が違うので説明書を見ながらするか、業者に依頼するようにしましょう。)
冷蔵庫から水漏れしている
「冷蔵庫内から水が漏れてきてる」
「冷蔵庫の下がびしゃびしゃ」
なんてトラブルもありますよね。
冷蔵庫の中だけにとどまっていればふき取るだけで問題ありませんが、故障の原因になったり、床にまで漏れていると床を劣化させたり、もっと最悪なのはマンションなどで階下に迷惑をかけてしまうなんてことも。
なので冷蔵庫の水漏れを発見した場合には、原因を見つけて早めに対処しましょう。冷蔵庫の水漏れの原因は主に
- 冷蔵庫の中で調味料などをこぼれている
- 自動製氷機の水がこぼれた
- 受け皿の水があふれてしまった
の3つが原因なことが多いです。
冷蔵庫の中で調味料がこぼれている
冷蔵庫の中で汁ものやドレッシングなどの調味料が倒れてこぼれてしまっているというケース。
フタをしっかりしめるのはもちろんですが、 冷蔵庫の中を詰め込み過ぎたり不安定な置き方が原因なことがあるので、冷蔵庫の中はなるべくきちんと整理するようにしましょうね。
自動製氷機の水がこぼれた
冷蔵庫は大型になるとたいてい自動製氷機が付いています。
水を入れておけば自動で氷を作ってくれて便利ですが、水を入れる際にこぼしてしまっている、給水タンクの規定の容量以上の水を入れてしまっている、パーツを取り付け忘れているなどで、水漏れしてしまうケースも少なくありません。
あと冷蔵庫でもっとも故障しやすい場所なんてことを電気屋さんが言ってたので、丁寧に利用したい機能でもありますね。
説明書を見ずに感覚で使ってる人も、製氷機の部分については説明書などで正しい使い方やパーツのつけ方を一度くらいちゃんと確認するのはおすすめです。(実家は2回連続で自動製氷機の故障が原因で買い替えてたので)
受け皿の水があふれてしまった
一番トラブルや故障の原因になるのが、受け皿の水があふれて冷蔵庫が水びたしになること。
冷蔵庫の機種によって違いますが、だいたい冷蔵庫の裏の下のあたりに白いプラスチックの受け皿があります。冷蔵庫の中の霜などをとかした水がここに溜まる仕組みになっています。
通常であればコンプレッサーの熱で皿の中の水が蒸発するので自分で捨てたりする必要はないのですが、故障などで冷蔵庫の中の結露が大量に発生したり、排水管がつまったり、受け皿がずれたりなどが原因で水漏れが発生することがあります。
とりあえず受け皿の水を捨てて、解決できそうな簡単な故障(受け皿のズレ、扉の開けすぎの結露)であれば自分で直せばいいんですが、排水管のつまりなどは業者に依頼して修理するしかありません。
冷蔵庫の食品が凍ってしまった
「冷蔵庫の食品が凍ってる」
なんて経験はないでしょうか?
あれをはじめて体験した時はかなりびっくりしました。「冷凍室ならわかるけれど、冷蔵室の食品が凍るって何?!」って感じですよね。
原因はだいたい、冷蔵庫の吹き出し口のすぐ近くやチルドルームの近くに水分の多い食品を置いているためです。
同じ冷蔵庫の中でも、冷気の吹き出し口やチルドルームの近くは特に温度が低いなど、場所によって温度が違うので、冷たい風が出る場所や温度設定を変えることのできる場所近くは特に注意して食品を置くようにしましょう。
冷蔵庫から変な音がする
変な音がする原因については、音の種類ごとに対処法が違うので、別に詳しくまとめてみました。
こちらをぜひ参考にしてみて下さい。
故障で修理を依頼する場合
今まであげた冷蔵庫の故障の原因はあくまでよくある一例です。(ほぼ故障じゃなかったですね、笑)
「冷蔵庫のお掃除やチェックはしたけれど、結局不具合が直らない…」という人は、あきらめてメーカーに故障の原因を調査、修理を依頼するのが無難です。(自分では結構大変だし危ないので)
保証期間内であれば、無償で修理してくれることも多く、出張費などのみの支払いなので数千円で済むこともあります。
保証期間外の場合には、メーカー・機種によっても異なりますが
ゴムパッキンの交換 | 1~2万円くらい |
---|---|
水漏れの修理 | 1~3万円くらい |
霜取りセンサーの交換 | 1~2万円くらい |
くらいが相場ですね。
うーん、やっぱり高いですよね。
冷蔵庫を冷やす役割の装置のコンプレッサーや基板が故障していた場合は、かなり高額な修理代がかかる(3万円~8万円以上)のでその時は素直に買い替えましょう。
また5年以上同じ冷蔵庫を使っているなら、修理よりも買い替えた方が節電効果あり、長い目でみればお得ということもありますので、簡単な故障でも買い替えを検討するのもいいかもしれませんね。
まとめ
冷蔵庫の故障かなと思う状態を、5つの症状別に解説してみましたがいかがだったでしょうか?
今どきの冷蔵庫であれば、購入時についてくる説明書の最後をみると、「故障かな?と思ったら」みたいなタイトルでQ&Aで形式で対処法が載っているのでそれを活用するのもおすすめです。
説明書を捨てちゃったって人は、冷蔵庫の型番を調べてネットで検索をすれば、メーカーのホームページに説明書のデータがあったりもするのでそれを使ってみるのもいいかもしれませんね。
ただ今回あげた症状の例は、どんな冷蔵庫を使ってもよくある症状なので、ぜひ知識として知っておくとお得なのでぜひ覚えておいてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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