この記事は
「引越しの住民票の移し方を知りたい」
「引越し先と前、どちらの役所で手続きするの?」 「住民票って移さないとどうなるの?」 |
という人に向けて書いています。
こんにちは、友達の引越しを手伝ったり、事務で働いたことがあるので、手続き関係に詳しいロンです。
「引越しをするにあたって住民票を移さないといけないということはなんとなく知ってるけど、どんな手続きすればいいの?」って人、結構いないでしょうか。
そして「引越したけど、すっかり手続きを忘れていて、住民票が実家のままなんだ」って人もいるかもしれませんね。
今回は、住民票を移す手続き、移さないとどうなるのかについて詳しく解説していこうと思います。
目次
引越しの住民票の移し方
引越しの時に住民票を移す手順は以下の2パターンによって微妙に手続きが違います。
- 同じ市町村の中で引越しする場合
- 違う市町村に引越しする場合
1の具体例としては、横浜市内から横浜市内へ引越しをする場合になります。
2の具体例としては、東京から埼玉に引っ越す場合や、横浜市から鎌倉市に引っ越す場合など、市町村が変わる場合です。
同じ市町村で引越しする場合
必要なもの
- 印鑑
- 写真付きの本人が確認できるもの
の2点が必要になります。
印鑑は必要ない市町村もありますが、100均のものでもいいので持って行った方が確実です。
写真付きの本人が確認できるものとは、免許書やマイナンバーカード、パスポートなどがあります。
写真付きのものがない場合は、健康保険証や年金手帳など2つ以上の本人だと証明するものが必要です。
手続き方法
住んでいる市町村の役所(例えば横浜市役所など)に行って、住民移動届(転居届)を提出すれば完了です。
書き方などは役所に記載例があったり、役所の人に聞けば教えてくれます。
朝一番に行くとすいてるのでおすすめです。15分もあれば終わります。
違う市町村に引越しする場合
必要なもの
同じ市区町村とほぼ一緒で
- 印鑑
- 写真付きの本人が確認できるもの
- 転出証明書
の3点が必要になります。
印鑑は必要ない市町村もありますが、100均のものでもいいので持って行った方が確実です。
写真付きの本人が確認できるものとは、免許書やマイナンバーカード、パスポートなどでいいでしょう。
写真付きのものがない場合は、これも同じく健康保険証や年金手帳など2つ以上の本人だと証明するものが必要です。
また転出証明書は手続き方法で詳しく解説します。
手続き方法
手続き方法は少し違います、まず引越し先と引越し前両方の役所で手続きが必要になります。
- 引越し前の役所に住民移動届(転出届)を提出
- 引越し先の役所に住民移動届(転入届)を提出
で、完了になります。必要なものにあった転出証明書は、転出届を提出した際に発行され、転入届を提出する際に必要になります。
またそれぞれいつまでにしないかと言うと法律に沿うのであれば
転出届
引越しが決まったタイミングから手続きが可能。(法律で期限は定まっていません)
でも早すぎると役所の人に止められることも。だいたい引越しの2週間前くらいからとるのが一般的。リミットは転入届を提出する日まで。
転入届
引越し先に住み始めた日から2週間以内の間に完了する必要があります。(明確に法律で定まっています。)
と言うことになります。
引越し前に住民票を移すよう言われた場合
たまに家を買った場合など、住み始める前に住民票を移して欲しいなどとお願いされることがあります。原則的に言えば引越し前に住民票を移すことはできないのですが、しれっとやってる人が多いのが現状のようです。
と言うのも本当にいつから住んでいるかどうかをいちいちチェックはされないので、転入届を提出する際に「引越し前に住民票移すんですがいいですか?」なんてことを言わなければ受理されることが多いです。
引越しても住民票を移さないとどうなるの?
たまにいらっしゃいます。引越しても住民票を移さないという人。
それが良いか悪いかはひとまず置いておいて、どうなるのかをたんたんと解説すると、法律面と生活面から以下のことが言えます。
罰金になる可能性がある
正しくは過料というのですが、引越してから2週間以内にちゃんと引越し先に住民票を移さないと5万円以下の支払を命じられることがあります。
あんまり支払を命じられたという例は多くないのですが、例えば住民票を移す手続きをする際にかなり古い日付で役所に提出した場合に家庭裁判所から支払いを命じられた、なんて人はちらほらいるようです。(だいたい1万円未満)
また選挙活動のためや、その他行政のサービスを受けるために変えなきゃいけないのに変えてなかった場合は悪質とみなされて高額の過料が科されることがあるようです。(なんか他の法律にも引っかかりそうですね)
生活に支障も
公的な書類は基本的に住民票の住所を基に送られてきます、例えば免許書の更新の届けやマイナンバーの通知カードなんかがそうです。
そういった時に住民票をうっかり引越し前のままにしてると受け取れない恐れや、取りに行くのに手間取ったり、それがもとで住民票を移してないことがバレて罰金、なんてこともあるかもしれませんね。
それに対して住民票を移さないメリットってあんまりない気がするので、めんどくさいのもわかるのですが、なるべく移すことをおすすめします。
過料の通知がきた、どうしよう
基本的にどうしようもないのですが、生活の実態によっては免除もらえる可能性はあるかもしれません。
例えば学生で、毎週末には実家に帰っていて、一人暮らしだけどどっちが住民票の住所だと言えるような場合で、なんとなく移しただけなんだ、なんて場合だと、ただの手続きのミスに過ぎないのできちんと内容を説明すればいけるかもしれませんね。
まあ非常にめんどくさいことには違いないですし、最終的な判断は裁判所がするのでなんとも言えませんね。
住民票移す必要があるかないかの判断基準
こちらの記事がなんだかとっても人気です、ぜひ参考にしてみて下さい。
⇒【罰金?】一人暮らしで住民票の住所を移さないとどうなるの?
まとめ
今回の内容をざくっとまとめると…
引越しの手続きは市区町村の役所で行う
引越し前と引越し先両方の役所で手続きが必要 まず引越し前で手続きをしてそのあと引越し先で手続き 引越した日から2週間以内に手続きしないと罰金の可能性も 基本的に住民票は移した方がいい というか移さないメリットあんまりない 罰金の通知がきた場合でも内容によっては許してもらえるかも |
と言った感じでしょうか。
したことのない手続きってめんどくさそうなイメージがありますが、やってみると驚くほどあっさり終わるのでめんどくさがらずにぜひちゃんと手続きして下さいね。
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